今年も竹の道作りを始めました 
                      令和7年5月12日
 山形東濤会会員が耕作している山の畑は自分たちが栽培している野菜の他に
 ワラビ、ウド、コゴミ等の収穫も楽しめる楽しい場所だ。
 しかしこの畑の周辺地域も御多分に漏れず竹の侵食が強烈で年々竹林が
 広くなっている。
 私の畑には竹が顔を出してきていてこれを取り除くのも大変だ。
 しかし、楽しみもある。数年前から竹林の中に道を作り散策を楽しめる道を
 作っている。私はこの道を竹の道と呼んで一人で楽しんでいる。

 まずは竹林の入口をお見せしよう。この写真の竹林に道を切り開いて
 いきます。この畑は私が野菜を植えている所です。
 左の斜面にはワラビが出ます。


さて、入ろうとするとこのような状況で前に進めない。
 この倒れた竹を取り除いていくのが竹の道作りのあらましです。



 少しづつ竹を金ノコで切っていく。竹はしなやかで倒れてくれないし
 一般のノコギリは取り回しに不都合なので金ノコで切るのが一番
 良い方法なのだ。とにかく一本一本切っていく。



 
 このように道らしきものが出来てきた。


 周辺も明るくなり気分的に明るくなっていく。


 前方に明るい空間が見えてきた。そこは私たちの畑のある山の隣の
 地域の山の斜面である。そこには樹木は生えていない草地になっている。


 来た道を振り返ってみると後ろには立派な道が出来ていた。


 さて、次に取り掛かる道の先の空き地もご覧のとおり雑草に覆われている。
 が実はここにはワラビが出る。
 しかし、道が無いので誰も来ない。少し下刈りをしてやればワラビが
 沢山出てくるだろう。私だけの秘密の場所だ。
 一応今回の作業はここまでだが次はこの正面の竹林の中にも道を
 切り開いていく。
 この先には柿の巨木があり秋には誰もいない山中に真っ赤に熟した柿が
 大量に実って緑の山の中で異様な光景を見せてくれる。その木の下に行って
 その巨木を仰ぎ見るのが私の楽しみになっています。
 

 
  ここまでが毎年繰り返す私の竹の道つくりの前半作業の紹介です。
  山の畑に野菜作りに来ているはずなのだがいつもこの道作りが楽しくて
  のめり込んでしまい肝心の農作業は 3、竹切りが 7の割合の労働だから
  まじめな野菜作りの人間とは言えないと自戒している。
  でもいいじゃないですか、楽しければ。いつかかぐや姫に出会うかも
  しれない。
  何とか機会があればご案内したいですね。

 後日談 さてこの竹の道には神秘性追求のみでなく利潤追求の面も
  あります。当然。 それを次の写真で示します。タケノコが撮れるんです。
   ただそのタケノコは面相が良くありませんので市場性が低いので私には
   助かっている気持ちがします。市場では破竹、淡竹(はちく)として見かけることが
  あります。


 でも中身は全くのタケノコ。月山だけのような繊細な味ではなくて
 厚みのある触感で柔らかく、しっとりとして滑らかな味です。
 美味しいですよ。竹の道万歳!!    
  



 
戻る